アパート経営をしているけれど、売却を検討し始めたという方もいるのではないでしょうか。そこで気になるのが、不動産の売却相場です。
アパートの売却相場は、物件の立地や状態によって異なります。賢く売却するためには、ご自身で相場を理解しておくことも大切です。
そこで本記事では、アパートの売却相場を左右する要素や、売却の流れ、注意点などをわかりやすく解説していきます。さらに、西多摩エリアでアパート売却におすすめの不動産会社もご紹介しますので、ぜひ最後まで読み参考にしてください。
なお、以下では西多摩地区でおすすめの不動産会社を紹介しているので、あわせて参考にしてください。
アパートの売却相場
全国における中古の1棟アパートの売却相場は、7,935万(※1)です。ただし、アパート売却相場は、以下の要素によって大きく異なります。※1：2023年4月～6月期の調査結果
- 物件の状態や間取り
- 部屋数
- 立地条件
中古の1棟アパートは1億円以上で売れるものから、1,000万円に満たないものまで幅広い価格帯があります。都心部にあるのか、築古アパートなのかなどによっても、大きな差が生まれることを理解しておくことが大切です。
アパートの売却相場の調べ方
売却活動をスムーズに進めるためには、アパートの売却相場を把握することが重要です。売却相場を調べるには、以下3つの方法があります。
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
類似物件の売り出し価格を調べる
おおよその相場感を掴むには、近隣で過去に売却された物件や、現在売り出されている物件の価格を調べるという方法があります。いくつかの物件を例にまとめたので、参考にしてください。
| 地域 | 販売価格 | 交通アクセス | 築年数 | 総区画数 | 間取り・専有面積 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都あきる野市 | 9,000万円 | JR五日市線 東秋留駅 徒歩9分 | 築29年 | 8戸 | 建物面積：341.30㎡ |
| 東京都羽村市 | 3,850万円 | JR青梅線 小作駅 徒歩17分 | 築27年 | 4戸 | 建物面積：184.4㎡ |
| 東京都あきる野市 | 1億1,000万円 | JR五日市線 秋川駅 徒歩5分 | 築5年 | 4戸 | 建物面積：263.68㎡ |
| 東京都羽村市 | 1億6,900万円 | JR青梅線 羽村駅 徒歩8分 | 新築 | 12戸 | 建物面積：413.90 ㎡ |
実際に調べる際は、不動産ポータルサイトを利用するとよいでしょう。多くの不動産ポータルサイトでは、地域や築年数、間取りなどの条件で絞り込み検索ができるため効率的に調べられます。
オンライン査定サイトを利用する
オンライン査定サイトでは、物件情報を入力するだけで簡単に査定価格を調べられます。複数のサイトを利用すれば、より多くの情報を得ることができおすすめです。
ただし、オンライン査定はあくまで簡易的なものです。実際の売却価格とは異なる場合がある点は、留意しておきましょう。
不動産会社に査定を依頼する
具体的な査定額を知りたい方は、不動産会社に査定を依頼してみましょう。担当者が現地調査を行い、周辺環境や建物の状態などを詳しく確認した上で、査定額を算出してくれます。
複数の不動産会社に査定を依頼することで、より正確な相場を把握できるはずです。不動産会社は、査定だけでなくアパート売却における全般のサポートをしてくれます。
売却に関する疑問や不安がある方は、気軽に相談してみましょう。
アパート売却 価格を左右する要素とは
前述の例からもわかるように、アパートの売却価格は、さまざまな要素によって決定されます。売却価格を左右する主な要素は次のとおりです。
それぞれの内容を詳しくみていきましょう。
立地条件
まず、立地条件は、アパートの価値を大きく左右する要素の一つです。チェックするべきポイントは、以下を参考にしてください。
- 最寄り駅からの距離
- 周辺環境
- 治安
- 景観
物件は、駅に近いほど利便性が高いとみなされ評価されます。スーパーやコンビニ、学校、病院などの生活施設の距離も重要です。
また、治安のよいエリアは入居者にとっても安心感があり、高く評価されるでしょう。海や川がみえるなど、景観がよい物件も評価される傾向があります。
築年数
築年数は、建物の劣化具合を判断する上で重要な要素です。一般的に、築年数が浅いほど建物の状態が良く、高く評価されます。
逆に、築年数が経過している場合は修繕費用がかかる可能性があるため、価格が低くなるものです。築年数が30年を超えると、売却相場は購入価格の半分まで下がるといわれています。
戸数や間取り、規模
戸数や間取りも、売却価格に影響を与える要素です。一般的に、戸数が多く部屋数が広いほど、収益性が高くなるため高く評価されます。
また、ファミリー向けの物件は需要が高いため、価格も高くなるでしょう。
建物の状態
建物の状態も、売却価格を左右する重要な要素です。雨漏りやひび割れなど、目に見える劣化がある場合は修繕費用がかかるため、価格が低くなる可能性があります。
また、設備の老朽化にも注意が必要です。定期的なメンテナンスを行い、建物を良好な状態に保つことで、売却価格を高められるでしょう。
収益状況
アパート経営において、収益状況も見逃せないポイントです。入居率が高く、安定した家賃収入が見込める物件は高く評価されます。
逆に、空室が多い場合は収益性が低いため、価格が低くなるかもしれません。売却活動を有利に進めるには、過去の収支状況を把握し、将来的な収益見通しを明確にすることも大切です。
アパート売却の流れとは
アパートの売却にかかる期間は、一般的に4ヶ月程度といわれています。売却活動のステップは、以下のとおりです。
このステップに沿って、ポイントや注意点を解説していきます。
査定依頼に出す
アパートの売却を検討しているなら、まずは不動産会社に査定を依頼しましょう。複数の不動産会社に査定を依頼することで、物件の相場を把握できます。
査定額だけでなく、各社のサービス内容や担当者の対応なども比較して、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
売却価格が決定する
不動産会社から提示された査定額を参考に、売却価格を決定します。売却価格を決定する際には、周辺の相場や物件の状態、収益状況などを考慮しましょう。
金額に納得したら、不動産会社と媒介契約を結びます。
売却活動を行う
不動産会社が物件情報を広め、内覧希望者への対応などを行います。この段階で売却価格を見直すこともあります。どういった手段で売却活動をしてくれるのかも、不動産会社選びのポイントです。
売買契約を結ぶ
無事に購入希望者が見つかり、条件合意となれば売買契約を締結します。手付金は、このタイミングで支払われます。売買契約の際に必要な書類は以下のとおりです。
- 本人確認書類（運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど）
- 印鑑証明書（3ヶ月以内のもの）
- 実印
- 登記済権利証または登記識別情報
- 住民票（登記簿上の住所と印鑑証明証の住所が異なる場合）
- 固定資産税納税通知書または固定資産税評価証明書
- 建物図面や間取り図
売買契約書には、売買価格や引き渡し時期などの重要な事項が記載されます。
引き渡しが行われる
売買契約に基づき、物件の引き渡しを行います。引き渡しまでに、必要な手続きを済ませておきましょう。不動産会社に売却の仲介を依頼すれば、ここまでの流れを常にサポートしてくれるため安心して取引ができます。
アパート売却における注意点
アパートを売却する際は、一般的な不動産売却とは異なる注意点がいくつかあります。
内容を詳しくみていきましょう。
入居者との賃貸借契約内容を確認する
アパートを売却する際、入居者との賃貸借契約内容を確認することを忘れてはいけません。契約内容によっては、売却に影響が出る場合があります。
たとえば、賃貸借契約に「売却時の解約条項」が含まれている場合は、入居者に解約を申し入れる必要が生じる可能性があります。ただし、2020年4月に改正された民法により、物件の売却や譲渡に際して入居者の許諾を得る必要がなくなりました。
改正民法605条の2では、賃貸不動産が譲渡された場合、賃貸人たる地位が新しい所有者に自動的に移転することが定められています。
法令や条例を再確認する
アパートを売却する際には、都市計画法などの法令や条例に抵触しないかも確認する必要があります。とくに注意すべき点は次のとおりです。
- 用途地域
- 建ぺい率・容積率
- 地域の条例
アパートが建っている土地の用途地域によっては、建て替えや用途変更に制限がかかる場合があります。
また、建ぺい率や許容率を超えて建築されている場合は、売却に影響が出るかもしれません。その他にも、地域によっては独自の条例が定められている場合があるため、しっかりと確認しておきましょう。
法令や条例に違反している場合は、是正措置が必要となる場合があり、売却が難航する可能性があります。
物件の状態をチェックする
建物の状態は、売却価格に大きく影響する要素の一つです。売却前に、以下の点についてしっかりとチェックしておきましょう。
- 雨漏り
- ひび割れ
- 設備の故障
必要に応じて修繕を行うことで、売却価格を高めることが可能です。また、土壌汚染やアスベストの使用についても確認しておきましょう。たとえば、アスベストが使用されている物件の場合、除去費用を考慮する必要があります。
必要となる税金を理解する
アパートを売却した際には、譲渡所得税や固定資産税などの税金がかかります。売却益が出た場合は、譲渡所得税がかかります。所有期間によっても税率が異なるのです。
また、売却した年の固定資産税は、日割りで精算する必要があります。事前に税金の仕組みを理解しておくことで、売却後の資金計画を立てられます。
不動産会社を選ぶ際は、こういった細かい部分までサポートしてくれる、丁寧な会社を選ぶようにしましょう。
多摩エリアでアパートを売却するなら「山一ホーム」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社山一ホーム |
| 住所 | 東京都福生市加美平2丁目14-1 |
| 設立 | 昭和61年3月13日 |
| 資本金 | 88,000,000円 |
| 電話番号 | 0120-727-444 |
| 公式サイト | https://www.yama1-home.com/?act=sell_top |
山一ホームは、多摩エリアに密着した不動産会社として38年の実績のある不動産会社です。
年間500組以上の来店があり、地域密着ならではの豊富な購入希望者を抱えているため、売却活動を有利に進めることが可能です。
スピーディーな現金化や仲介手数料無料の買取サービスなど、売主にとって嬉しいメリットが多い点も選ばれる理由だといえます。多摩エリアでアパートの売却を考えている方は、ぜひ山一ホームに問い合わせてみましょう。
なお、以下の記事では山一ホームの口コミ・評判を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
本記事では、アパートの売却相場、売却の流れ、注意点などを詳しく解説しました。アパートの売却は、高額な取引になるため、慎重に進める必要があります。
信頼できる不動産会社に相談し、納得のいく売却を実現しましょう。
できるだけ高く、確実に売却したいと考えている方は、ぜひ山一ホームにお問い合わせください。
